二日坊主娘

映画や本、音楽や人物などについて書くと思います。たぶん…。

『抗い 記録作家 林えいだい』-使命について考える

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      • なんで観たか-----------------

普段なら絶対に避けるようなタイプの映画なのですが、なぜか「番組で紹介したい!」と直感的に強く思い、紹介するなら観るっきゃないということで、うんとこしょと重たい腰をようやく持ち上げ、ドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』を観てきました。


なぜ普段避けるのか、というか、そもそもどんなタイプの映画なのかというと、簡単に言うと重くて暗いイメージを抱くタイプ。


(これ悪口じゃないです。気分を害された方がいたら申し訳ありません!)



それでなぜそういうタイプの作品を避けるのかというと、作品との距離感を取り誤ってどっぷり作品の中に浸かってしまい、なかなか現実に帰ってこられなくなるからです。

要するに、しばらくぐったりした日が続いてしまうのです。


(じゃあ作品を観るときに距離を置けよという話なのだけども…)



それなのになぜ観たのか、そしてなぜ番組で紹介までしたのか、という答えは、最後にハッキリ述べたい。

      • 監督の西嶋さん---------------

当日は、運良く監督の西嶋さんとお話することもでき(感激)、作品のことはもちろん、作品と直接は関係のないようなこともいろいろとお聞きしました。

https://www.instagram.com/p/BUjEi1BF3Gg/
今夜ご紹介する映画『抗い』の西嶋監督にお会いしてきました!今夜九時からの放送にて、監督の声もお届けします。 【とりとめナイト 本日 5/26 (金) 生放送】今夜21時スタートのとりとめナイトは、【今夜のスポットライト】【ドキドキdictionary】をお届けします .今夜のスポットライトでは北九州の台所 旦過市場にある〈藍昊堂〉をご紹介、ドキドキdictionaryではドキュメンタリー映画『抗い 記録作家 林えいだい』を題材に、映画トークをば 。 (映画トークのテーマは、まだ未定のため、放送時にお伝えします。) 番組は、以下の方法でお聞きになれます .ラジオで聞くなら.FM88.2MHZ(エリアは北九州市若松区・八幡西区のみ) .ネットやアプリで聞くなら.リスラジ(http://listenradio.jp/).CATEGORY【全国のラジオ局】.CHANNEL【九州・沖縄】【AIR STATION HIBIKI】 .生放送中のお便り、お待ちしています!Instagramのメッセージよりお送りください.どうぞお楽しみに!#今夜のスポットライト #福岡 #北九州 #旦過市場 #藍昊堂 #あおぞらどう #ドキドキdictionary #映画 #ドキュメンタリー映画 #抗い #林えいだい #西嶋真司監督 #ラジオ番組 #ラジオ #AirStationHibiki #とりとめナイト


そして西嶋さんはその一つ一つに、なんともご丁寧に答えてくださりました。


モチーフとなっている林えいだいさんと同様に、地道な活動を実に真摯な姿勢で続けていらっしゃる方です。


向かい合ってインタビューしたのですが、あの真っ直ぐな眼差しは西嶋さんの生き様すべてが表れているように感じました。

      • 作品の紹介-------------------


この作品、タイトルの通り記録作家の林えいだいさんをモチーフに作られたドキュメンタリー映画です。


恥ずかしながら私、この作品を知るまではえいだいさんのことを存じ上げなかったのですが、この方は筑豊の負の歴史を明らかにして記録する、という活動に人生を費やしてきた方のようです。


作中のえいだいさんを見て、情熱を内に秘め淡々と活動を続けてこられた姿勢には尊敬を、そしてそんな生き方をしてきたからこそ醸し出される清らかな色っぽさには、強い憧れを抱きました。



まあ詳しくは、作品の公式サイトを参考になさってください。
http://aragai-info.net/index.html


      • なんで観たか--------------

私にとってこの作品のテーマは、「使命」です。

作中にも、作品のパンフレットにも、おそらく一度も出てこない言葉ですが、あくまで私にとっての『抗い 記録作家 林えいだい』のテーマは使命でした。


作品のモチーフとなっている林えいだいさんも、監督の西嶋真司さんも、ご自身の使命を知っている方でした。


だからあんなにパワフルな活動を、何年も何年も継続できる。


「なんでこんなにハードな活動を、こんなに長く続けられるのだろう?」と考えたとき、私はそんな答えにたどり着きました。



そして私の使命は、おそらく彼らのように第一線で活動している人たちのことを、興味も関係もさらさらない層の人たちに伝えていくことなんじゃないかと最近思うのです。


冒頭で、こういうタイプの作品が苦手と書いたけれども、裾野を広げる役割はそんな私だからこそやれる仕事なわけです。


この作品を観に行った理由はそこにある。


無知ゆえにいつの間にか戦争に巻き込まれていた、みたいな事態を避けるために、「暗い映画は苦手」という普通の若者だからこそ、同じく普通の若者たちに発信できるメッセージがきっとある。

だからちょっとがんばって、そういう作品を観る。そういう事実を知る。そういう世界に触れてみる。


そしてそれを、普通の若い人たちでも楽しめるような形にアレンジする。

たぶんこれが私の使命なんだろうなと思うわけです。



とりあえずはそう信じて、ちょっとがんばってみようかと思います。



『抗い 記録作家 林えいだい』は、以下で観ることが出来ます。

5/28(日)まで 東田シネマ
http://higashidacinema2014.blogspot.jp/
(会場:北九州市環境ミュージアム〈〒805-0071北九州市八幡東区東田2-2-6〉TEL : 093-663-6751)


6/2(金) 北方シネマ
https://kitagata-cinema.blogspot.jp/
(会場:北九州市立大学


以降、大分とか神奈川とかでも観れるそうです。


おやすみなさい。